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文本歌词
蜃気楼 - 山口百惠 (やまぐち ももえ)
词:喜多條忠
曲:萩田光雄
バスを降りたどり着いた
淋しげな夜の果ては
飴色のランプひとつ
揺れている見知らぬ街角
「とても遠くにある
鞄を持った私の手
泣きそうだったあの人の顔
こわれた夢」
手の中に光る
象牙のペンダント
暗闇の運河に投げて
ゆるされるはずもないのに
手紙など
書く場所をさがして
ああまた暗くなる
ああ蜃気楼の街
噴水のある広場で
石畳踏みしめれば
水の中光る銀貨
恋人の約束ユラユラ
「いつも幸せだけが
さかさまに見えてしまう
私の蜃気楼
とどかないオアシス
スフィンクスの笑い
恋なんかいつも
消えゆく幻と
わかってたはずなのに
込み上げる
涙ひとつぶ振りはらい
月あかりくぐりぬけ
悲しみはいつも
他人の顔をして
驚いたふりしてみせる
思い出は
夜のベンチにうずくまり
行き場所に迷ってる
ああまた一人きり
ああ蜃気楼の街