文本歌词

山下誠一郎、山伏国広 - 灯
流せない涙が雨に変わる頃
鈍色の空に救いのない轟音
立ち尽くし
どれ位経ったのだろう?
強さと引き換えに
安らぎ手放した
逝き場所すら無いこの想い
一体何処で終わらせようか
いっそ消えぬなら来世まで
罪も罰も引き連れたままで
宵闇に溶ける鼓動
来ない夜明けをずっと待っている
瞳閉じて姿を探した季節の中
確かなことは一つだってない
この世界の片隅で
揺らめく灯が照らし出すのは
胸に広がる果てない孤独
何処からか微かに声が聞こえた
生命尽きれども尚消えない残像
どれだけ祈り続けても
想いも温もりも遥か今
無意味だと知りながら
空に放つこの慟哭
雷鳴に隠された真実
誰にも届かずに散ってゆく
ならばせめて
明日を想って夢の中
確かなことは一つだってない
この世界の片隅で
欠けた心が映し出すのは
未だ訪れぬ朝焼け
雨の中立ち尽くしたまま
独りきり朝を待ち続けた
いくら空を仰ぎ叫ぼうとも
この想い届くことなどないのに
宵闇に溶ける鼓動
来ない夜明けをずっと待っている
瞳閉じて姿を探した季節の中
確かなことは一つだってない
この世界の片隅で
揺らめく灯が照らし出すのは
胸に広がる果てない孤独