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文本歌词
夜鷹 - 己龍
词:黒崎眞弥
曲:酒井参輝
鬼さんこちら手招く方へ
二十四文で春をひさぐ
行きはよいよい帰りはこわい
宵闇の花柳八分咲き
立ば芍薬居すりや牡丹
はな散る里は吉田町
果つる底なき苦界にて
下らぬ足掻きは見せしめに
情男は匂へど散りぬるを
吊る咬め血を吐き地を這いて
突い挿す股座に鬼灯
腐りて黒と赤子堕ろし
籠女籠女鶴亀の滑り
手練手管と四十八手
「おしげりなまし」
籠女籠女後ろの鏡面
斑ら疎らに膿れた
腫れたの爛れは返り咲き
梳る御髪はらはらと
鳥屋につく
鬼さんこちら手招くほうへ
打ち萎れたる天女の様
行きはよいよい帰りはこわい
かさ廻る五月雨の如し
籠女籠女鶴亀の滑り
手練手管と四十八手
「おしげりなまし」
籠女籠女蔵の中の鳥
咲くは骨身に熟れた
罅ぜたの皮肉は抉れ落つ
落魄の身は針の筵
日銭乞い啜る夜叫の晩に
待ち掛け巣食いて傍の外
宵宵跛偏盲兎缺
裂くは骨身の頭に来る蕾み