文本歌词

眠れない夜 彷徨して
辿り着いた底は
何度目だって
思い出せないの
点と線が縫合して
象り、付いた言葉
三度上、鳴って
届いていくワンシーン
形式の様に
鳴り止まぬアンコール
外野なんて居ない
誰も、彼も
演じているんだ
己が役目を！
ほら 開幕の調べ
月の明かりが照らす夜
僕の舞台照明
アンドゥトロワで、
ステップ踏んで！
演劇に於ける
無二の「私」は 何処に在る？
如何か、レゾンデートル
誰を名乗っている？
解けぬ侭、此処で踊るの！
眠れない夜は、誰の所為なんだ？
其れはそうとして、月が綺麗だ
眠れない夜は、誰の所為なんだ？
抜け出そうとして、壊れる！
繰り返すフレーズ
愛想無い手拍子
「予定調和」「公理」
何れも、此れも
所詮フィクションの見世物
だから最期くらい、幸せで居て！
形式の様に
鳴り止まぬアンコール
外野なんて居ない
誰も、彼も
演じている
何れ此の夢は終わる！
ほら、閉幕の知らせ告げる
灯りは未だ早い
落ちた舞台照明
観衆達は、黙って御出で！
演劇は続く
軈て「私」は、莫迦になる！
如何か、老若男女
終演迄、御付合を！
さぁ、開幕の調べ
月の明かりが照らす夜
僕の舞台照明
アンドゥトロワで、
ステップ踏んで！
演劇に於ける
無二の「私」は 此処に在る！
然うだ、レゾンデートル
誰もが持っている！
物語は始まった許り
夜が明ける迄、歩けよ
さぁ！