文本歌词

星界 - ヴァイラス (病毒)
作曲：伊岩解
ひとつ引かれた白線の先
いずれ誰もが踏み越えるように
何も知らない僕らにはただ
ほんの過程でしかなかった
越えて初めてそれと気づいた
あれは彼らに隠されていた
くらり ゆらり
ふらり ぐらり
歪んだ世界の価値観
無垢な僕らは守られていた
鮮やかなその紙芝居の
裏が黒いことも知らずに
整然と生きてきたでしょう
越えた先には何も無かった
やけにクリアな自己の輪郭が
くらり ゆらり
ふらり ぐらり
そっと溶けていった
歪み拉げた現実の国
悪意策謀悖理の中を
ただ前だけを見て歩いた
くらり ゆらり
ふらり ぐらり
日々が身体を蝕むように
病が街を飲み込むように
くらり ゆらり
ふらり ぐらり
確かに侵されていく
裏表とか得失だとか
実は世界は煤けてるんだとか
彼らは何も教えなかった
彼らは何も教えなかった
誰かに手を差し伸べるにも
お金が無きゃ成し得ないこと
嫌に今に胸に馴染み
きっと戻れやしない
いつまでもここにはいられない
いつまでもここにはいられない
いつまでも否定したい
いつまでも否定したいけど
いつまでも大人になれない
いつまでも大人になれない
いつまでも否定したい
いつまでも子どもじゃ
いられないな
ひとつ引かれた白線の先
いずれ誰もが踏み越えるように
悪意策謀悖理の中へ
くらり ゆらり
ふらり ぐらり
日々が身体を蝕むように
病が街を飲み込むように
くらり ゆらり
ふらり ぐらり
確かに侵されていく