文本歌词

作词：中島みゆき
作曲：中島みゆき
黙(だま)っているのは
卑怯(ひきょう)なことだと
おしゃべり男の
声がする
命があるなら
闘(たたか)うべきだと
おびえた声がする
上着(うわぎ)を着(き)たまま
話をするのは
正気(しょうき)の沙汰(さた)では
ないらしい
脱(ぬ)がせた上着を
拾(ひろう)って着るのは
賢(かしこ)いことらしい
一人になるのが
恐いなら
裸足(はだし)で 裸足で
ガラスの荒(あ)れ地を
裸足で 突っ走(つっばし)れ
裸足はいかがと
すすめる奴(やつ)らに
限(かぎ)って グラスを
投(な)げ捨(す)てる
ささくれひとつも
つくらぬ指なら
握手(あくしゅ)もどんなに 楽(らく)だろう
かかとを切(き)り裂(さ)く
痛みを指さし
心の熱さと
人は呼ぶ
ここまでおいでと
手を振り手招(てまね)き
背中へ ガラスを降り注(そそ)ぐ
一人になるのが
恐いなら
裸足で 裸足で
ガラスの荒れ地を
裸足で 突っ走れ
裸足で 裸足で
ガラスの荒れ地を
裸足で 突っ走れ